Journal

06.MARCH 2015

カリグラフィー系のロゴやデザインを作るときに、自分の原点みたいになっているものがあって、
それが大学生のとき、卒制作品集の表紙のために作ったこのデザインです。

学部みんなの作品を集めたものなので、表紙はなるべくイメージを固定しないものを作りたくて、
教授にアイデアを出してもらい、これに行き着きました。

私は装飾文字が書けるわけではなかったので(今もですが)、
これはフォントをベースにして、全体の完成系をイメージしながら
美しい線ができるまでたくさん下書きをして、そこからパスを作り、データ化しています。
どこにどのような曲線を持ってくるかというのはもう感覚で、左右対称なわけでもないし、
どこを絡ませてどこを抜くのか…
ものすごく悩みながら作った記憶があります。

でもこのおかげで、美しい線(デザインとして必要な線)を求めていく重要性を覚えました。
今でも、いろいろなデザインを作る上で、その線が本当に合っているのか?ってことを常に考えます。

その大学時代の同級生が、欠けてしまった皿を金継ぎしてくれました!
なんとかわいいことよ!このぽちょっとした金がたまりません。
欠けた皿を集めてしまいそうでやばいです。